近年、個人のパソコンやウェブサイト、企業データに対するサイバー攻撃が多発しています。その結果、情報漏洩やデータの改ざんが発生し、企業の信用度が大きく低下してしまう事態に発展しています。
そのような悪事を働くハッカーに対抗するには、サイバーセキュリティの知識が欠かせません。悪質なサイバー攻撃を未然に防ぐため、次のような準備をお考えではないでしょうか。
- サイバーセキュリティに関して、正しい知識を持っておきたい・・・。
- もし、ハッキングをされてしまったら、どんな問題が発生するのか知っておきたい・・・。
- 大切なパソコンや重要な機密データをサイバーセキュリティによって、守りたい・・・。
もし、上記について何かひとつでも思い当たることがある場合は、本記事を最後まで興味深く読んでいただけると思います。今回は、サイバーセキュリティとはどんなものなのか、想定しておくべきサイバートラブルや具体的な対策方法について詳しく解説していきます。
サイバーセキュリティとは?
サイバー攻撃から自社のデータを守ることを、サイバーセキュリティといいます。サイバーセキュリティ対策をウェブサイトやコンピュータ、サーバーに施せば、不正アクセスやデータの改ざん・流出・取得などの脅威を排除できます。
近年、スマートフォンの利用率が上昇したことで、サイバー攻撃の侵入経路や被害の規模が拡大しています。日本国内に限らず、国境をこえてサイバー攻撃が年々増加しており、その脅威を100%回避することは決して簡単ではありません。
将来を見据えて、想定しておくべきセキュリティインシデント
情報セキュリティの脅威となる事故や事件、アカウントののっとり、不正アクセスなど、セキュリティ上好ましくない事態や事象のことをセキュリティインシデントといいます。
インターネットの世界には、さまざまな脅威がありますが、どのようなセキュリティインシデントを想定しておくべきなのでしょうか?ここでは、代表的なセキュリティインシデントについて確認していきます。
ウイルス感染
個人や企業が管理するコンピュータに、悪質性の高いウイルスを送信し、機密データやパソコン機器を破壊するインシデントをウイルス感染といいます。ウイルスは、インターネットを経由してやってくるものばかりではありません。
ウイルスが仕込まれたUSBメモリが郵便物として送られ、それをパソコンに差し込んだ結果、データのクラッシュや機密情報が盗み出されるなどのトラブルが発生しています。
情報漏洩
サイバー攻撃によって、重要な顧客情報を流出してしまうインシデントを情報漏洩といいます。情報漏洩によって顧客情報を流出させると企業の信用は、著しく低下してしまいます。被害額が数兆円に到達するケースも発生しているため注意しなければいけません。
データ改ざん
管理者権限をはく奪し、ネットワークの脆弱性を狙って、相手のパソコンに不正に侵入し許可なく書き変えるインシデントをデータ改ざんといいます。ほとんどの場合、データを書き変える以外にも機密情報を盗まれ、犯罪時に悪用されます。
迷惑メール
不正な目的で設定されたURLをクリックし、許可なく取得された個人のメールアドレスに対して、悪質なメールが送信されるインシデントを迷惑メールといいます。最悪の場合、住所録に登録したメールアドレスに対して意図しないメールが勝手に送信されるなどの被害が発生します。
Dos攻撃(サイバー攻撃)
一時的に膨大なトラフィックを受け、サーバーに負荷がかかり閲覧できなくなるインシデントをDos攻撃といいます。Dos攻撃は、サイバー攻撃の中でも代表的なもので、ネットワーク障害を発生させることから問題視されています。
アカウントのなりすまし
管理者権限があるものになりすまし、許可なくネットワークに侵入し、データの改ざんや内部情報を盗み見るインシデントをアカウントのなりすましといいます。セキュリティ意識の低さからカウントを乗っとられた結果、ウイルスを外部企業にばらまかれるなどの被害が発生しています。
サイバー犯罪の動向を分析し、対策しよう!
ブルートフォースアタックやパスワードリスト攻撃などのサイバー犯罪による被害は、後を絶ちません。これらの脅威から大切なデータを守るには、リアルタイムでサイバー犯罪を分析し、適切なサイバーセキュリティ対策を講じていく必要があります。
ここでは、悪質性の高いハッキングや不正アクセスを目的としたサイバー犯罪に対して、どのようにサイバーセキュリティ対策を実行すべきなのか確認していきます。
実績のあるセキュリティソフトでサイバー攻撃を防御する
セキュリティソフトを個人や会社のパソコンに入れていないのなら、すぐに実績の高い製品を入れて安全な環境を作り上げましょう。どれだけ細心の注意を払ってインターネットを利用していたとしても、どこからウイルスが侵入してくるかわかりません。
最近は、セキュリティソフト(ウイルス対策ソフト)の機能性が向上しています。そのため、あらゆる脅威から365日24時間守ってくれます。まだ、未導入なら、すぐに導入してください。
2段階認証で大切なデータを守る
大切な情報にIDやパスワードを設定していても、誰かに盗み見られてしまったら、第3者にアカウントを乗っとられてしまうかもしれません。そんなとき、大切な情報に2段階認証をしておけば、第3者による不正アクセスを未然に防ぐことができます。
2段階認証ならカギを2つかけられるため、膨大なIDやパスワードを無限に生成し、不正アクセスを試みるブルートフォースアタック(総当たり攻撃)に有効な対策となります。
端末のアクセス権限を制限する
悪質なクラッカーは、あらゆる端末で不正アクセスを試みます。その侵入経路を分析し、発見することは簡単なことではありません。その際は、端末のアクセス権限を制限してしまいましょう。
インターネットへの接続や外部のメールの開封を制限すれば、ウイルスなどの侵入率を最小限に留めることができます。また、端末を社外に持ち出すことを禁止すれば、特別な技術を必要としなくても、安全な環境を作り出すことができます。
IDやパスワードを記録しない
IDやパスワードをパソコンに記録して、自動ログインするのは、やめましょう。個人や会社で使用しているパソコンだからと安心してはいけません。ハッキングによって、記録したパスワードをすべて盗み取られてしまう可能性があります。
パスワード管理の手間を軽減するため、管理ツールなどが出回っていますが、絶対に機密情報に繋がるパスワードを登録してはいけません。また、同じパスワードを使い回してしまうと、ウェブサイトや機密データに連鎖的に不正アクセスされるため、異なるものを設定してください。
サイバーセキュリティを高めるならセキュリティソフトがおすすめ
どれだけパソコンやインターネットの扱い方に注意を払っていても、どこから不正アクセスされるかわかりません。毎日、新しいウイルスが誕生しており、悪質なクラッカーによって、不正アクセスがおこなわれている以上、セキュリティソフトによる管理が間違いなく必要です。
弊社は、サイバー攻撃などの脅威からお客さまの機密情報を守るウェブルートというセキュリティ会社です。複雑化・巧妙化した膨大な脅威情報をクラウド上で多角的に分析することで、新たな価値を創造し、お客さまに安心・安全なセキュリティ環境を提供しています。
もし、個人や会社のサイバーセキュリティ性を向上させたいとお考えなら、ウェブルートまでお問い合わせください。
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